インフルエンザ脳炎の治療
インフルエンザ脳炎の治療は、痙攣のコントロール、呼吸や循環器の管理、脳圧の軽減などの対処療法がおこなわれます。
このインフルエンザ脳炎には、特にこれといった特効薬はありません。
症状が悪化すると、急激に自発呼吸が難しくなったり、肺出血や腹腔内出血を起こし、最悪の場合、心肺停止に至る危険性もあります。
インフルエンザワクチンにも、脳炎の発症リスクを軽減させるという確かなデータはありません。
しかし、インフルエンザワクチンは、接種をすれば抵抗力の弱い乳幼児であっても、感染防御、症状軽快に十分なレベルの抗体が形成されますので、たとえ罹患しても重症化するリスクを軽減でき、恐ろしい合併症の予防にも繋がります。
そのため、インフルエンザワクチンは早めの接種が推奨されています。